導入事例特別養護老人ホーム 玉の緒(埼玉県熊谷市)様、複合福祉施設 第2はなの里(三重県名張市)様
エンゼル商品ご使用レポート
2019年05月29日
今回は、エンゼルのお風呂で使える「入浴サポートクッション」を介護施設でご活用いただいている事例を紹介します。
通気ビーズ(熱可塑性エラストマー)を用いたクッションは、中材の比重が小さいためお湯の中に入れても浮き上がってしまったり、沈下する力が弱くストレッチャー上でクッションの位置が安定しにくかったり、また側生地の水捌けが良くないため入浴介助では使いづらい特性があります。
「入浴サポートクッション」シリーズでは、この商品のために開発した比重が大きいポリエチレン(自沈抗菌)のビーズと、側生地には水捌けに配慮したメッシュ素材を用いているため、お湯の中でもクッションが浮き上がらずに位置が安定し、入浴介助時の後頭部の保護、ストレッチャー両サイドの隙間を埋めて身体の位置を安定させるような用途でも使えるクッションです。
取材では、埼玉県熊谷市にある特別養護老人ホーム玉の緒様と三重県名張市の複合福祉施設第2はなの里様の2施設にご協力いただき、導入の経緯や施設での使用方法についてお話を伺いました。
入浴サポートクッションを使う前は、入浴介助を行う際、寝位入浴ではどうしてもお湯の中で身体が浮き上がり上下に動いてしまうため、介助される方の顎部分くらいまでお湯に浸ってしまったり、職員が身体を支えながら入浴介助を行われていたそうです。
また、ストレッチャー上での安全性確保のために付いている取っ手は、拘縮や麻痺のあるような方は掴むことはできないため、職員の方々にとって入浴介助の負担感は非常に大きかったそうです。
同施設では、約2年ほど前から入浴サポートクッションをお使いいただいており、使い方についても色々と試行錯誤した結果、現在は、寝位入浴のほか、座位入浴でも頭部分やサイドを埋める形でクッションをお使いいただいております。
★入浴サポートクッションを使用することで、入浴中に身体が不意に動いてしまい表皮剥離が起こるような危惧が減って安全性が向上、身体が安定するので快適性も向上、クッションの側生地の肌触りも好評で職員の負担軽減にも繋がったそうです。
また、以前は入浴介助を拒絶される利用者もいらしたそうですが、印象として入浴サポートクッション使用後はそういう方が少なくなったというお話も伺うことができました。
ご利用者は円背や細身など姿勢や体格が様々だったり、また拘縮がある方もいらっしゃり、以前は、寝位入浴時にご利用者の頭部がお湯に浸らないように、職員が抱えて頭を浮かせたような多少無理がある姿勢で入浴介助を行われていたそうですが、もっと楽で安全な入浴介助ができないか?という課題を感じられていたことが入浴サポートクッション導入のきっかけだったそうです。
同施設では、寝位入浴時に円背などで頭部が浮いてしまう方には枕のように頭の下に、身体が傾いてしまう方には臀部や足にクッションを置いて姿勢を安定させる用途で入浴サポートクッションをご使用されているそうで、入浴介助に携わる職員の負担軽減、ご利用者からは入浴が楽になり不安が軽減したというお声もいただけているそうです。
★入浴サポートクッション活用により、力任せではない脱”力の介護”の実現、介護する側と介護される側の双方の安心に繋がり、また繰り返し使用する場合の衛生管理をしやすい点についても評価をいただけました。
(以下は共通仕様)
素材 | 側地表面/ポリエステル 100%(立体メッシュ防カビ加工) 側地裏面/ポリエステル 100%(メッシュ) 中身/ポリエチレン(自沈抗菌ビーズ) |
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カラー | ブルーのみ |
お手入れ | 洗濯〇 脱水〇 乾燥機〇(60℃・30 分以内) |
今回の取材にご協力いただいた特別養護老人ホーム玉の緒様、三重県名張市の複合福祉施設第2はなの里様に感謝申し上げます。有難うございました。
介護施設・病院での入浴サポートクッションのデモや商品提案のご要望がございましたら、是非、日本エンゼルまでお問い合わせください。
まずは、フォローサービス担当者がお話を伺い、確り対応させていただきます。
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